電車のドアがしまった瞬間、急にお腹が軽く痛み出し、「まずいお腹が痛くなった」
(ꏿ﹏ꏿ;)
乗った電車は急行でした。「今まで何ともなかったのに・・・」一瞬目の前が真っ暗になりました。
急行と言うことは、「次の駅までどのくらいだろう」薄々わかっていたのだが・・・
各駅だと相当時間がかかるため、思い切って急行に乗ったのであります。
その瞬間から頭の中は、お腹のことでいっぱいです。景色なんか全くわからない、焦りと不安でますますお腹が痛いと言うより、便意をもよおしてきそうになります。
当時は30歳になったばかりで、あまり知識がないまま生活していました。
過敏性腸症候群と言う言葉は、いつ頃から、メジャーな言葉になったのか覚えていませんが、今思いますとそれでした。
その時は、今の妻と結婚する前で、遊びに行く途中でしたので、なんとなく事情を話しましたが、「次の駅で降りてトイレに行ってくれば」。
その言葉は、私にとって非常に助け舟になりましたが、今までの経験上、多分長引きそうになるし、駅のトイレでゆっくり済ませることは出来ないと思い、なんとかその電車を降りずに目的地に着きたいという気持ちでいっぱいでした。
私の場合腹痛には周期があり、一度痛くなってからいわゆる第二波が来るまで少し落ち着きますので、なんとか乗り切ろうと必死でした。
次の駅に着いてドアが開くたびにどうしようか迷いましたが、結果的に目的地までなんとかたどり着きました。
不思議なもので、電車を降りたとたんに痛みが治りましたが、私のような症状を持った人は「あーよく分かる」と、言う感じだと思います。
目的地は動物園だったのですが、チケットを払って最初に探して、見たものは、トイレのマークでした。
とりあえずトイレに入り、スッキリして難を逃れました。
ちなみに帰りは、相手に自分の症状を話したこともあり、少し安心したのか、また、急いで帰る必要もないので、痛くなったら駅で降りて、どこかのトイレを借りられればいいと言う気持ちだったので、全く症状は出ませんでした。
またある時は、高速道路等で、逃げ場のない状態の中、渋滞にはまりだすと途端にお腹が痛くなり便意を、もよおしそうにもなります。
しばらくして分かったのですが、これは俗に言う、広場恐怖症の症状だとわかりました。
さあどうしよう